二重敬語 お召し上がり

お召し上がりくださいは二重敬語

そもそも「敬語」を使用する目的は、相手に敬意を表わすためです。
そのせいか最近では、敬語は多く使えば使うほどよいと誤解され、相手に敬意を表しようとする気持ちがあまりに強いがために、ときとして「ご丁寧すぎる」敬語も多く見られるようになっています。
しかし、当然、敬語も多く使えば使うほど相手に敬意を表することができるというわけではないのです。

 

 

「ご丁寧すぎる」敬語の使い方が、「二重敬語」と呼ばれるものです。
たとえば、「お召し上がりください」も二重敬語になります。「召し上がる」は「食べる」の最上級の尊敬語です。

 

 

その「召し上がる」にさらに「お」という尊敬語の特別な形をつけるのは、過剰な敬語、つまり二重敬語になってしまうのです。
正しい言い方は「召し上がってください」になります。
確かに、「召し上がってください」と「お召し上がりください」と言われた場合、後者の方がより丁寧で耳に心地良く感じられます。

 

 

普段聞き慣れているせいもあるかもしれませんが、しかし本来、過度に敬語を使いすぎれば、意味が伝わりにくくなり相手への敬意どころか逆に相手に失礼になるということは、常に頭に入れておかなければなりません。
何より、正しい敬語の使い方はそれを使う人への信頼にもつながるのです。