二重敬語 ご本人様

ご本人様はおかしい?二重敬語

日本語の難しい点としてよくあげられるのは敬語。
敬語には尊敬語、丁寧語、謙譲語と3種類あり、それぞれの場面で使い分けなければなりません。

 

 

尊敬語は相手が目上の時使う敬語。例えば「いらっしゃる」「賜る」などです。
謙譲語は同等の相手に対して自分のほうを下にして敬ういい方です。「お伺いする」「承る」などがあります。
丁寧語は同等の相手に対する丁寧な言葉遣いということで「です」「ます」をつけたり「お手紙」「ご両親」などのような「お」や「ご」をつけるようなものです。

 

 

けれどせっかく敬語をつかっているのにあれ?と思ってしまうのが二重敬語。
例えば「ご注文をお承りしました」。この場合は「ご注文を承りました」が正しい敬語になります。
また聞いていても「ご」と「お」が重複しており、何となく違和感がありますよね。

 

 

では、「ご本人様」のようないい方はどうでしょうか。これは本来は二重敬語です。
「ご」と「様」が両方敬語にあたるということです。けれど現在ではほとんどの方が「ご本人様」を使用しており、この言葉に違和感を感じる方は少ないのではないでしょうか。
むしろ「ご本人」といわれるほうが何だか違和感がある、という人も多いのでは?と思います。

 

 

このように敬語は相手がどのように感じるかが問題です。
「ご本人様」という二重敬語は市民権を得ているとなると、その言葉が敬語として認知されたことになるので、使っても問題はないのです。
「おビール」などもかつては変な敬語として言われていましたが、現在では市民権を得て認知されています。

 

 

このように言葉は常に変化するもの。敬語は気持ちの問題でもあるので、まずは相手を敬う気持ちを大切にしましょう。